治療は確実に!子どもの喘息を甘く見てはいけない

喘息




ホトモは小児喘息で、治療中です。
現在は、β2刺激薬配合剤の吸入ステロイド剤(アドエア50)とロイコトリエン受容体拮抗薬(シングレア)を毎日服用しています。

アドエア50は幼児が使用するには少し難しく、コツが必要です。
私も知識がなく分かっていなかったのですが、ホトモはアドエア50がうまく吸入できていなかったため喘息が改善しておらず、昨年入院するほどの大発作を起こしてしまいました。

今では、「喘息は死に至ることもある病気、決して甘く見てはいけない!」と肝に銘じて治療に取り組んでいます。
ホトモの喘息、入院に至った原因と現在の治療をお伝えします。

喘息が分かった経緯

変な呼吸をしている

ホトモが2歳になってすぐの冬の夜、急に「ヒュコーヒュコー」と変な呼吸をし出しました。
最初はわざと変な息をしているのだと思って、ホリサと二人で「変な音出してる!」とゲラゲラ笑って見ていたら(ひどい親ですが、本当に知らなかったもので・・・)、息をするときに肩が上がっていて明らかにおかしい。
すぐにネットで検索をして、「もしかして、喘息?」と気づきました。

幸い、本人はいたって元気で、少ししたら変な呼吸も落ち着いたため、その日はそのまま休んで、翌朝かかりつけの小児科を受診しました。

小児科での診断

以下の症状が見られたため、小児喘息と診断されました。
(重症ではなく、翌日の受診で問題はありませんでした)

・喘鳴(ぜいめい)という呼吸音(ヒューヒューゼイゼイ)
・陥没呼吸(息を吸う時に、のどや胸がへこむ)
・パルスオキシメーターで血液の酸素濃度が低い(通常は98%以上のところ、94%だった)

ホトモの喘息治療

喘息治療の目標

これらを達成することが、小児喘息を克服することになります。

・発作が起きないこと。(発作によって苦しい症状がなく、発作止めの治療を行わない)
・呼吸機能が正常に保たれること。
・日常生活が他の健康な子どもと同じように送れること。

2~3歳の治療

喘息
◆発作が起きたとき
発作止めの治療として、ネブライザーで吸入ステロイド剤(パルミコート)を吸入後、ロイコトリエン受容体拮抗薬(インタール)と短時間作用性β2刺激薬(メプチン)を混合したものを数日間吸入していました。

◆発作を予防する治療
発作が落ち着いてからは、内服薬のロイコトリエン受容体拮抗薬(オノン、キプレス)と貼付薬の長時間作用性β2刺激薬(ホクナリンテープ)を毎日使用しました。

初回の診断時から、日常的には喘息発作はほぼ起こっておらず、3~4か月ごとの季節の変わり目に体調を崩すと小発作が起きてしまい、病院でネブライザーを使って発作を治療するといった状況でした。

4歳~現在の治療(発作を予防する治療)

※薬の効果については、くすりのしおりを参照しました。

ホトモは年齢に比べて体が大きいので、4歳過ぎからアドエア50を処方されています。(医師の判断です)
大発作での入院前と、退院後の現在で、治療は変わっていません。

◆アドエア50
喘息
【効果】抗炎症作用とβ2受容体刺激作用により、気道の炎症を抑え長時間にわたり気管支を拡げることで発作や症状が出にくい状態を維持します。
既に起こった発作を速やかに鎮める薬ではありません。

【実際に使ってみて】
アドエア50は、吸入器に薬剤の入ったボンベを押し込むと、ガスの力で霧状の薬が出てきます。
その霧状の薬を口から吸い込んで、気管支や肺に直接作用させます。
内服する薬と違って吸入器で薬を吸い込むタイプのため、呼吸のタイミングを合わせないとうまく吸入できず、治療の効果が上がりません。

特に幼児には口に吸入器をくわえてタイミングよく口から息を吸うのが難しく、口の周りから霧が漏れることがあるので、要注意です。

また、口の中にステロイド成分が残ると感染症や声がかれるなどの副作用を起こしやすくなるため、使用後に必ずうがいをすること。

ホトモは、1回2吸引を毎日朝夜の2回行っています。

◆シングレア細粒4㎎
喘息
【効果】ロイコトリエンの作用を抑えることにより、気管支の収縮を抑制します。
気管支喘息に伴う咳や喘鳴、息苦しさなどの症状を起こりにくくします。
既に起こっている発作を止める薬ではなく、発作を予防する薬です。
※オノンとシングレアも、同じ効能です。

【実際に使ってみて】
顆粒が飲みにくい場合は、オブラートに包むとスムーズに飲めますよ!

ゼリーやプリンなどに混ぜるよりも、直接口に入れて飲むか、オブラートの方が飲み残しがなくて良いと思います。

ホトモは、毎日夜寝る前にシングレア4mgを1包飲んでいます。

ホトモの発作と入院

過去の発作(2~3歳)

小発作で、多少息がゼイゼイする、呼吸時に肩が上がって少し息苦しいというものです。
翌日に診察を受けると、「受診時点では喘鳴は気になるほどではない」、「パルスオキシメーターで血中酸素濃度が94~97%で、少し低い」状態。

発作止めの治療として、病院でネブライザーによる吸入治療を行いました。

過去の発作(4歳)

2~3歳の時と同じような小発作を、1回起こしました。
軽症だったため受診時にはほぼ喘鳴もなく、発作止めの治療はありませんでした。
そのまま同じ薬を毎日続けるように言われました。(アドエア50とシングレア)

大発作(5歳)

4歳の小発作以来発作を起こしておらず、喘息が良くなってきたのかなと思っていました。
毎日必ず飲むはずのシングレアをたまに忘れたり、アドエアを夜しかしない日があったり、毎月の受診を忘れて遅くなってしまったりと、気が緩んでいました。

そんな時に・・・

ある代休の日に遊びで外出したら、朝から何となくホトモの機嫌が悪い。
ちょっと様子が変だと思ったのですが、予定もあったのでなだめつつ出かけました。
しかし、夕方から急激に呼吸が荒くなり、軽く吐いて、熱も出てきました。

そこで慌てて外出先にあった初めての小児科を受診すると、パルスオキシメーターの数値が90~92%になっており、胸が大きくへこむほどの荒い呼吸だったため、喘息の大発作と診断されました。
発作止めとしてのネブライザーの吸入治療と、酸素マスクを付け、大学病院に救急搬送、即入院となりました。

大発作の原因と入院

大学病院での検査の結果、インフルエンザA型にかかっていました。
インフルエンザの高熱が引き金となり、喘息の大発作を引き起こしたのではないかとのことでした。

先生からは、「このまま処置しなければ、呼吸困難で死に至ってもおかしくはなかった」と言われました。

また、普段の治療内容自体には問題はないが、「アドエア50がきちんと吸えてないせいで、治療の効果が出ていないのではないか?」との指摘を受けました。

アドエアの使い方指導

入院中にホトモが少し回復してから、病室で薬剤師さんからアドエアの正しい使い方を指導してもらいました。

【幼児がアドエアを正しく吸入するコツ】
※アドエアエアゾールの詳しい使い方は、こちらをご参照ください。
喘息
1.吸入前に容器を上下に振って、薬剤を均一にする。
2.吸入器の先端を口にくわえさせ、「吸って~、吐いて~」と声をかけて、口で息をさせる。
3.「吸って~」のときに、ボンベを押して薬剤を噴射する。
4.吸入後は、かならずうがいをする。

正しい使い方をすると、霧状の薬剤は全て口の中に入っていきます。
しかし、うまく吸い込んでいないと、口の横から白い霧が漏れます。

実は、それまで、口の横からよく漏れていました・・・。
ただ口にくわえてボンベを2回押していれば、薬が入っていると思っていました。
きちんと吸えていないせいで、実は効果半減で、体の中では気管支の炎症が治まっておらず、きっと気道が狭いままだったことと思います。
私がきちんと喘息の治療を理解していなかったために、ホトモには本当に可哀そうなことをしました。

早速吸入の練習をして、「吸って~、吐いて~」と声をかけてタイミングをはかると、漏れることなく薬剤をうまく吸い込めるようになりました。
(確実に薬剤を吸入するために、退院後は「エアロチャンバープラス」という吸入補助具を使用しています。これについては今後記事にします。)

まとめ

喘息の子どもの気道は、発作が起こっていないときも赤く腫れて痰がたまり、少し狭くなっています。
発作時は、炎症がひどくなり、さらに収縮して気道が狭くなり、息苦しくなったり、咳がひどくなります。
また、発作を繰り返すと、気管支の粘膜が傷つき厚くなってしまい、少しの刺激でも発作が起きやすくなってしまいます

そのため、発作が起きないように予防する必要があるのです。

喘息の治療は長期戦です。
外から見て発作が起こっているように見えなくても、気管支はまだ炎症して、狭くなっています。
見た目で良くなっていると思い込んで自己判断で薬を止めてはいけません。
発作を予防する治療を正しく実践して、気管支の炎症を早く改善し、喘息の重症化を防ぎましょう。
最終的には、喘息の治療目標を達成し、数か月~1年程度発作がない状態が続いたら、医師の判断により徐々に薬をやめていくことができるでしょう。

私は、今回の大発作を経験して、「喘息を甘く見てはいけない、気管支はまだ炎症していたんだ、きちんと管理して発作が起きないようにしよう」と心に刻み、毎日きちんとアドエア50とシングレアを服用させるようにしています。

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